GWに読みたい「ビジネス力&教養力」爆上げの3冊!書評のプロが選んだオススメ本とは?Photo:PIXTA

「読書をしたいけれど、どんな本を読めばいいか分からない」。そんな悩みを抱えるビジネスパーソンに向けて、「書評のプロ」が今読むべき本を3冊ご紹介する。今回は、マネジメントや経営の参考になる書籍と、趣味の世界を豊かにする書籍をそろえた。ビジネススキルや教養力を“爆上げ”するべく、GWの「お供」としてぜひ読んでみてほしい。(情報工場「SERENDIP」チーフ・エディター 吉川清史)

行楽派も、家でのんびり派も
GWこそ読書を楽しもう

 2024年のGW(ゴールデンウィーク)は、4月30日から5月2日の3日間を休めば「10連休」になる。コロナ禍に伴う行動制限もないため、旅行や帰省の予定を立てている人も多いだろう。そんな方々は、道中の「お供」に本を持参し、のんびり読書を楽しんでみてはどうか。

 もちろん、混雑を避けてGWは出かけず、自宅で休養とリフレッシュに徹する人にも読書はオススメである。のんびりと過ごしつつ、この機会に知識や教養を蓄えるのも一興だ。

 申し遅れたが、筆者はビジネスパーソンの必読書を厳選し、その要点をダイジェストにまとめて配信するサービス「SERENDIP」のチーフ・エディターを務めている。今回はSERENDIPで好評の書籍から、GW向けに3冊を厳選して紹介していこう。

あなたの部下が
「5月病」にならない方法を学ぶ1冊

 まずは1冊目から見ていく。

 GWなどの長期休暇を満喫すると、そこから「社会復帰」するのは至難の業だ。

 行楽やリフレッシュを経て「心機一転、仕事をがんばろう」となればいいが、「仕事に行きたくない」「いっそ辞めたい」などと憂うつな気持ちでいっぱいになってしまう人も少なからずいるだろう。

 特に危険なのは、4月に入社したばかりの新入社員や、異動したばかりの若手ビジネスパーソンである。最初の月は気を張って新たな環境に馴染もうとしたが、連休を挟んだことでエネルギーを切らしてしまうのだ。

 もしかすると、あなたの会社の若手も、連休明けに浮かない顔をしているかもしれない。そんなケースを防ぎ、意欲的に働いてもらう上で、先輩やマネジャー層はどんな取り組みをすればよいのだろうか――。