【北海道】全国489農協 JA赤字危険度ランキング2024Photo:Hammad Khan/gettyimages,Nastco/gettyimages,ulimi/gettyimages

名物企画「JA赤字危険度ランキング」の都道府県別バージョンをお届けする。ダイヤモンド編集部が農協の「5年後の減益シミュレーション」を独自に行ったところ、過去最多となる207JAが赤字に沈む結果となった。全国489農協中、実に4割強が赤字に陥るという衝撃的な結果である。本連載『全国489農協 JA赤字危険度ランキング2024』(全37回)では、都道府県ごとに「単位農協の減益インパクト」が大きい順に並べたワーストランキングを公開する。併せて、「経営健全度(金融以外の農業事業で稼ぐ農協を評価する5指標)」の詳細データを開示。農協関係者にとって必読の集中連載を展開する。

全国では過去最多207JAが赤字に沈む衝撃試算!
北海道の「JA赤字危険度ランキング2024」は?

 今年で5回目となる名物企画「JA赤字危険度ランキング2024年版」の都道府県別バージョンをお届けする。

 ダイヤモンド編集部が農協の「5年後の減益シミュレーション」を独自に行ったところ、過去最多となる207JAが赤字に沈む結果となった。全国489農協中、4割強の農協が赤字に陥るという衝撃的な結果である。また、全国の農協の減益額は合計1700億円にもなる。

 主な減益要因は三つある。共済(保険)事業の減益、農林中央金庫からの配当の減額、職員の人件費の高騰というトリプルパンチに見舞われているのだ。

 本連載『全国489農協 JA赤字危険度ランキング2024』では、都道府県ごとに「単位農協の減益インパクト」が大きい順に並べたワーストランキングを公開。併せて、「経営健全度(金融以外の農業事業で稼ぐ農協を評価する5指標)」の詳細データを開示する。

 共済事業や配当に依存することなく農業事業で稼ぐ体質への構造改革を進めている農協と、経営再建が危ぶまれるジリ貧農協との格差は開くばかりだ。農協の二極化が鮮明になっている。

JA赤字危険度ランキング2024の総合ランキングの「ワースト489JAリスト」や全国の傾向については、特集『儲かる農業2024 JA農水省は緊急事態』(全17回)の#1『207農協が赤字転落!JA赤字危険度ランキング2024【全国ワースト489・完全版】』を参照

 では、北海道のJA赤字危険度ランキングを見てみよう。

【北海道・JA赤字危険度ランキング2024の対象農協〈60農協〉】
JAいわみざわ、JAうらほろ、JAおとふけ、JAオホーツクはまなす、JAオホーツク網走、JAきたそらち、JAくしろ丹頂、JAけねべつ、JAこしみず、JAさっぽろ、JAさらべつ、JAしべちゃ、JAそらち南、JAたいせつ、JAたきかわ、JAつべつ、JAとうや湖、JAところ、JAながぬま、JAびえい、JAひがしかわ、JAひがし宗谷、JAぴっぷ町、JAびばい、JAふらの、JAみねのぶ、JAむかわ、JAめまんべつ、JAめむろ、JAようてい、JAるもい、JA伊達市、JA釧路太田、JA今金町、JA宗谷南、JA十勝清水町、JA十勝池田町、JA上士幌町、JA新おたる、JA新しのつ、JA新はこだて、JA帯広かわにし、JA帯広大正、JA大樹町、JA中札内村、JA中春別、JA中標津、JA東神楽、JA道央、JA道東あさひ、JA道北なよろ、JA函館市亀田、JA標津、JA浜中町、JA豊頃町、JA北いしかり、JA北いぶき、JA北ひびき、JA幌延町、JA木野