正解



「元金均等返済」の方が少なくなる

解説

「元利均等返済」は、毎回の返済額が返済終了時まで一定で、返済期間の経過とともに返済額のうちの元金部分と利息部分の割合が変わっていくものです。最初のうちはあまり元金部分が減らず、返済額に対する利息部分のウエイトが高い状態ですが、返済が進むにつれて、元金部分の返済額が多くなる仕組みです。


 一方、「元金均等返済」は、毎回の返済額のうち、元金部分の返済が一定で、利息を含めた返済額が徐々に減少していく仕組みです。返済の初期(若い時期)に多めに返済していく必要があるため、毎月の生活費を圧迫しすぎないか等を考える必要があります。しかし、「元利均等返済」と比べて元金部分が早く減っていくため、その分金利負担が少なくなり、総返済額が少なくなるのです。
 


住宅ローンで選ぶ「2つの返済方法」、返す総額が少なくて済むのはどっち?

学習指導要領の改訂により、2022年4月から高校教育における金融経済教育の内容が拡充されました。また、2022年4月の成年年齢の引下げに伴い、資産形成だけでなく、契約や金融トラブルに関する教育の必要性がより一層求められています。しかしながら、金融経済教育についてインプット型のセミナーは増加しているものの、知識や理解のアウトプットを測定する機会は少ないのが現状です。そこで体系的かつ実用的な金融知識と適切な判断力の向上を企図し、一般社団法人金融財政事情研究会はこのほど、高校生、大学生、新社会人などを対象とした金融リテラシー検定を創設します。

※パソコンやスマートフォン、タブレット等で、いつでもどこでも受験できる試験です。対象者は、高校生、大学生、新社会人などで受験資格は特にありません。