2024年「中学受験」直前! わが子が成長する中高一貫校&塾#9Photo:PIXTA

合格体験記は読んだことがあっても、塾側の目線で併願戦略を解説した記事は少ない。難関校に強い中学受験塾である希学園首都圏学園長の山﨑信之亮氏に、偏差値が異なる6人の生徒の併願戦略について解説してもらった。実際の面談資料も公開して3回に分けて解説していく。特集『わが子が成長する 中高一貫校&塾』(全34回)の#10では、平均偏差値40未満ながら中学受験をやり切って、持ち偏差値より10以上も上のチャレンジ校を狙う女子や、きっちり弱気シナリオも組みつつ御三家にチャレンジした男子のケースを紹介する。(ダイヤモンド編集部 篭島裕亮)

「週刊ダイヤモンド」2023年10月28日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

実際の面談資料を公開
2人の合否の結果は?

 希学園では面談を通じて、生徒全員の併願戦略を徹底的にシミュレーションする。しかも、その際は、偏差値表を用いながら複数のシナリオを用意する念の入れようだ。同塾の模試の偏差値はSAPIXの合格力判定サピックスオープンと近い水準なので、それを前提に他の塾に通っている家庭も参考にしてほしい。

 今回は特別に偏差値帯が違う6人の実際の面談資料を公開してもらった。1月の埼玉、千葉から、2月1日以降の東京入試まで激動期のリアルを3回に分けてお届けする(面談資料なので、実際に受験した学校とは一部異なる)。

 初回は平均偏差値40未満のFさんと、平均偏差値50~55のD君のケースを紹介。早速、山﨑信之亮・希学園首都圏学園長に解説してもらおう。

【平均偏差値40未満 Fさんの場合】
持ち偏差値プラス10の
チャレンジ校に2校合格

 繰り上げ合格が発生したFさんは印象的な生徒です。SAPIXオープンは10月が39、11月が34。希学園の公開模試も似た数字です。

中学受験「持ち偏差値+10に2校合格」「御三家にチャレンジしつつ鉄板の押さえも」【実録!希学園の鉄板併願戦略1】Fさんの面談資料。次のページで完全版が見られます!

次ページでは2人の実際の面談資料を公開して、併願戦略と実際の受験パターンを解説。多数の学校の実名と共に、合否についても明らかにする。Fさんが持ち偏差値より10以上も上のチャレンジ校にチャレンジを続けられた理由とは?御三家に挑戦するD君のバッチリとした押さえ校とは?