さらに、年代別の死亡率と血圧レベルの関係を検証した研究で、男女とも最高血圧が160未満なら死亡率はほぼ一定で、160を超えると増えはじめ、180で一気に跳ね上がるというデータが出ています。

 以上の結果を踏まえると、「血圧が180以上の人は、セーフティゾーンの160まで下げる」そして、「脳梗塞リスクを回避するには、降圧薬に頼らずに血管を強くすることで血圧を下げるアプローチがよい」と言えます。年齢や生活習慣に起因する高血圧であれば、降圧体操と食生活の改善が降圧の近道です。